不妊治療にアロマは効果ありますか?

アロマテラピーといえば、癒しの効果があって女性に人気があるということは誰もがご存知だと思います。

しかし今、そんなアロマテラピーが不妊治療に効果があるとして注目されています。

ここでは、不妊治療にアロマテラピーがどのような効果をもたらすのかお話しします。

アロマにはどんな効果がありますか?

アロマテラピーは、香りを嗅ぐことによって脳に良い刺激を与える療法で、医学的にもその効果が認められています。

最近では不妊治療を専門にしているクリニックなどで、治療の一環としてアロマを取り入れているところもあります

女性ホルモンは脳の下垂体から分泌され、排卵を促したり高温期を維持する作用がありますが、アロマにはホルモンを調整する作用があるので、ホルモンバランスが崩れている方にはとても有効です

また、自律神経を調節する作用もあるので、めまいや立ちくらみなどで悩んでいる方にも効果があり、体質改善につながります。

どうやって使うのが効果的ですか?

不妊治療としてアロマを使う方法は、普通に使うのと同じです。

アロマオイルを数滴湯船に垂らしたり、子宮のある下腹部や冷えやすい足に直接すり込ませてマッサージしたりなど、さまざまな使い方ができます

また、その香りの種類によっても効果が異なるので、いろいろな香りを試してみてはいかがでしょうか?

例えば、有名なローズの香りには生理不順を改善する効果があるといわれています

他にも、血流を良くしたり落ち込んだ気分を癒してくれる香りもあります。

アロマは直接不妊症を治すためのものではないので、効果はすぐに出ないかもしれません。

しかし、漢方薬などと同じように続けることで体質改善につながることが多いので、最低1ヶ月程度は続けてみましょう。

ただし、効果には個人差があります。それにアロマは高価なものも多いので、無理のない程度で使用することをおすすめします。

不妊治療にお灸は効きますか?

お灸は、東洋医学の考え方で、体にもともと備わっている自然治癒力を高めるためにツボを刺激することです。

似たようなもので鍼(はり)もありますが、効果的にはどちらかというと鍼の方が刺激が強いので効果が高いといわれています。

今回は、お灸が不妊治療に効果があるのかについてお話ししたいと思います。

人それぞれ効果が違う

お灸は、体の弱っている部分のツボに据えることでその臓器が元気になると言われています。

ただし、人によっては効果を感じない方もおられます。

東洋医学は西洋医学と違い、即効性がみられることはあまりないので、一度お灸を据えてみて効果がなかったとしても、何回か続けることは大切だと思います。

お灸は熱いというイメージがありますが、確かに熱いけれども鍼ほどの刺激はないので気軽にできると思います。

特に冷え性に効果的!

不妊症は冷え性が原因であることも多いので、冷え性の改善は妊娠するためにとても良いことです。

東洋医学のツボには、子宮の冷えを改善するツボも存在するので、そのツボにお灸を据えることで、ダイレクトに効くといわれています

お灸は、同時に何カ所も据えることができるので、複数の漢方薬を飲むよりは苦痛が少ない場合が多いと思います。

まずは婦人科で相談して!

お灸を据えることは、それ自体が不妊治療というわけではありません

お灸はあくまでも体質改善を促す目的で行うので、お灸の効果だけで妊娠できるとは考えない方が良いでしょう

婦人科で何か薬を処方されている方でも通常お灸はやってもよいことがほとんどですが、ツボによっては刺激が強いこともあるので、一度婦人科の先生に相談してから行うのが安心です

最近では、お灸のキットがインターネットなどで売られていて、自宅でもできると書いてあることがあります。

しかし、自分でやろうとするとツボがはずれてしまうこともあるので、やはり「鍼灸院」と書いてあるところに通ったほうがよさそうです。

ウォーキングは不妊治療になりますか?

誰にでも気軽に始められる運動といえばウォーキングですよね。

ウォーキングはランニングほど体に負担はかかりませんし、お散歩だと思って歩けば何だか楽しいものです。

そんなウォーキングが、実は不妊症にも有効的なのです

ここでは、ウォーキングが不妊治療にどのように効果的なのか解説していきます。

冷え性が治る!

冷え性で悩んでいる女性は多いのではないでしょうか?

冷え性は、不妊治療において大敵ともいえます。

そのため、冷え性を治すことこそが妊娠への近道と言っても過言ではありません。

ウォーキングをすることで体が温まり、代謝が良くなって体の中の老廃物が排出されやすくなります

特に、基礎体温の高温期が短い方は子宮が冷えている可能性があります。

ウォーキングをすると血流も良くなるので、子宮に温かい血液が行き届くようになります。

ストレス解消になる!

ストレスは、冷え性と同じくらい不妊の原因になるとも言われています。

日頃の日常生活でストレスを感じることは誰にでもあると思います。

そのようにストレスが溜まっている時にウォーキングをすると、嫌なことを忘れられたり、自然の景色に癒されてストレス解消になります

不妊治療をしていると、いつも頭から妊娠のことが離れないと思いますが、たまには妊娠のことを忘れて、自然を感じながらウォーキングしてみてはいかがでしょうか?

ダイエットになる!

家の中にこもっていると、誘惑がたくさんあってついつい太りがちになってしまう人も多いと思います。

痩せすぎても太りすぎても妊娠はしにくいです

特に太っている方は、妊娠してからも妊娠高血圧や妊娠糖尿病になったりしやすいので注意が必要です。

ウォーキングはランニングほど痩せる効果はありませんが、何もしないでダラダラ家にいるよりはましです。

また、職場の帰りに電車を使うのではなく、ひと駅歩くというのも良い方法です。

ただし、ウォーキングを1日何kmと自分にノルマを課してしまうと、それがストレスになるので、あまり考えすぎずに取り組む程度が良いと思います。

不妊治療をしていると薄毛になりますか?

最近、インターネットなどで「不妊治療をしていると薄毛になる」というような書き込みを見かけることがあります。

普通、出産後の女性は髪が抜けやすく一時的に薄毛になることがあります。

しかし、不妊治療と薄毛は果たして関係があるのでしょうか?

不妊治療以外に原因が思い当たりませんか?

不妊治療をしていると、それ自体がストレスになることがあります。

特に、女性の場合は排卵誘発剤の注射に通ったり、診察でも待ち時間が長いだけでストレスを感じる方は多いでしょう。

そうした精神的なストレスが、脱毛につながり薄毛になる原因になることがあります

不妊治療と薄毛は全く関係ないわけではない

女性の方で薄毛に悩んでいる場合、それは男性ホルモンが影響していることがあります。

男性ホルモンが多い女性は、体の毛が濃くなる一方で、髪の毛だけは薄くなってします場合があります。

こうした男性ホルモンが多いことが原因で、不妊症になっているということは考えられます。

ただ、不妊治療をしたから薄毛になるということはあまりありません。

排卵誘発剤は薄毛の原因になりうる!

排卵誘発剤の薬を飲んだり、注射を打っている方の中には無理矢理ホルモンを体に入れているせいで、ホルモンのバランスが崩れてしまう方がいます。

そのホルモンのバランスの崩れが原因で、髪の毛が抜けやすくなって薄毛を引き起こす場合があります。

ただし、排卵誘発剤を使っている方全員が薄毛になるわけではもちろんありませんので、一概には言えません。

男性で不妊治療されている方が、薄毛で悩んでいる場合もあると思いますが、それは単なる遺伝の可能性もあります。

もし、どうしても薄毛が気になるのでしたら、市販の育毛剤などを試してみてもよいと思います。

市販のものでしたら、不妊治療で何か薬を飲んでいたとしても影響はないですし、ドラッグストアなどで簡単に手に入ります。

婦人科にかかった時に先生に聞いてみるのが一番良いですが、あまり気にしすぎないほうがよいと思います。

多嚢胞性卵巣症候群になると不妊治療に不利ですか?

多嚢胞性卵巣症候群(以下PCOS)とは、卵巣の表面が厚くなってしまって排卵できるところがなくなり、卵巣の中にたくさんの卵胞がとどまってしまうことをいいます。

女性の不妊の原因としてはよくみられますが、妊娠を望んでいない方にとっては特に治療する必要はありません。

PCOSが不妊の原因となる最大の理由は、排卵しないこと、そして卵胞が大きく成長しないことです。

PCOSになる原因は何ですか?

PCOSの原因は、実はよくわかっていません。

ただ、肥満が原因になることが多く、ホルモンバランスが崩れて男性化し、声が低くなったり毛深くなったりすることもあります。

そのため、PCOSにならないようにするために気をつけることは日頃の食生活くらいでしょう。

もちろん肥満でなければPCOSにならないとは言い切れませんが、バランスよい食事は不妊症にも良いので、食生活に気をつけることは大切です。

PCOSになってしまったらどうすればいいですか?

PCOSになると無排卵になることが多いので、このままでは妊娠することは難しいです。

そこで、排卵をおこすために排卵誘発剤の注射を打ちます。

こうして卵巣を刺激することで排卵を促すことが、PCOSの治療の第一歩なのです

また、排卵誘発剤を使っても排卵しない場合、腹腔鏡手術という選択肢もあります。

この手術は、お腹に小さな穴をあけてそこから器具で卵巣に排卵できるように通り道
をつくる手術です。

お腹に小さな穴をあけるだけなので患者さんへの負担も少ない手術といえます。

妊娠できないわけではない!

PCOSになると妊娠しづらくなりますが、絶対妊娠できないというわけではありません。

また、普通の人でも複数の卵胞が同時に育つこともあるので、卵胞がたくさんあるからといってすぐにPCOSとは判断できません

ただ、治療をするのは早いほうがよいので基礎体温が平坦だったり、生理が来るのが早かったりと少しでもPCOSのような症状があったら、一人で悩まず婦人科に相談してみましょう。

不妊治療についてブログに載せることは良いことですか?

今、不妊治療をしている人の間では、自分の不妊治療の経験を日々ブログに載せることが普通になってきています。

一昔前では、そのようなプライベートなことを知らない人に公表するなんて考えられなかったでしょう。

しかし、今はSNSなどの普及で知らない人ともコミュニケーションをとることに抵抗のない方が多いのです。

とは言っても不妊治療はとてもデリケートな問題なので、それをブログに載せることは、果たして良いことなのでしょうか?

ブログに自分の不妊治療の記録を載せるのは危険ですか?

ご存知のとおりブログは、匿名で誰でも始められるインターネット上の日記のようなものです。

ブログ上では年齢や住所など、個人情報を載せることはないので、自分で公表しない限りは個人を特定されることはないでしょう。

しかし、画像を載せる場合は特に注意が必要です。

例えば、「今日は通院日でした」と通っている婦人科の外観を撮影したものを載せたとしましょう。

もし、ブログを読んでいる人の中に同じ病院に通っている人がいたとしたら、あそこの病院だとわかってしまいます。

また、最近よく目にするのが、妊娠検査薬で陽性が出た画像を載せる方です。

こうした妊娠検査薬の画像は、人によっては不快な思いをする方もおられますので控えた方がよいでしょう。それは、エコーの写真なども同様です。

自分の治療を振り返るためのブログならおすすめ!

不妊治療をしていると、日々の体調などで一喜一憂することがあるでしょう。

ブログはそんな気持ちを誰かに言いたい時にとても便利です。

自分の素直な気持ちを書くことで気持ちがすっきりして、ストレス解消になります。

不妊治療のブログを読んでいる方のほとんどは、同じように不妊に悩む方ばかりなので、共感してもらえたりアドバイスしてもらえたりすることもあるでしょう。

ブログの危険性も念頭に置きつつ、上手に活用していければ逆に不妊治療も悪くないなと思えるかもしれませんね。

不妊治療で初診にかかる費用はどれくらいですか?

不妊治療をしようと思っていて、最初に心配になるのは費用のことだと思います。

風邪を引いて病院にかかるのとは違って、不妊症のための検査や治療は保険が利かない場合も多いです。

では、一番最初にかかる費用はだいたいどれくらいなのでしょうか?

病院の種類によってもかかる金額が違う!

不妊治療は、一般に自由診療といって病院側が治療代を設定できるようになっています。

特に不妊治療を専門にしているクリニックや病院では、そうでないところに比べて費用も高い場合が多いです。

簡単に言えば、公立と私立の学費の違いのようなものだと考えて下さい。

もちろんそれほど驚くような額ではありませんが、一般の婦人科だったら4000円から8000円程度であることが多く、1万円をもっていけばおつりがくるでしょう。

ただ、不妊治療を専門にしているところでは、その専門性を技術料として上乗せしているところが多いので、1万円を超えることがあります

生理周期によっても違う!

初診の日が生理中であればエコーはやらないですし、採血だけやって終わりという場合も多いと思います。

そのため、婦人科へ行くなら生理が終わってから行くことをおすすめします

そのほうがエコーで卵胞があるかどうかや子宮の状態も診てくれますし、排卵日付近であればタイミングも教えてくれます。

もちろん検査をやった分だけ費用もかかりますが、何回も通って診察代がかかることを考えると、こちらのほうが効率的だと思います。

夫も同伴だと治療の見通しがスムーズに決まる

不妊症かどうかの一連の検査では夫の協力が不可欠なので、今後の検査などの計画を立てるためにも、夫同伴で行ったほうがよいでしょう。

一緒に行くことで今まで不妊症は女性の問題だと思っていた方でも、先生の話を聞いて協力的になってくれる夫も多いです。

不妊治療はどれだけお金がかかるのかということも知ることができる良いきっかけになります。
費用の面でも、夫に協力してもらいましょう。

不妊治療は、夫婦二人三脚で行う必要があります。

最初から協力し合うことで妊娠への近道になると思います。

共働きで不妊治療をするにはどうすればいいですか?

今、日本では共働きの夫婦が増えています。

昔だったら男は外で働き、女は家を守るというように言われていましたが、今の日本の景気で専業主婦でいるのは、とても大変なことです。

しかし、不妊治療をしている方、特に人工授精以上の治療をしている方はその通院回数の多さに驚かれる方も多いと思います。

また、不妊治療は旦那さんの協力なしではできません

では、共働きの夫婦が上手に時間を使って不妊治療をしていくには、どうすればよいのでしょうか?

理想的なのは妻の職場が休みの融通がきくこと

不妊治療では、どうしても女性側の通院回数が多くなってしまいます。

例えば、排卵誘発剤を使った体外授精であれば、月の半分は治療のために通院することになります

排卵誘発剤の注射だけだったら時間外でも対応してくれる病院は多いですし、診察だけだったら、仕事が終わってから行っても間に合うでしょう。

でも、採卵をする日や受精卵を子宮に戻す処置をする日には仕事を休んだり、遅刻したりしなければなりません。

そこで必要なのが、職場の理解と協力です。

不妊治療中であることを上司に話していない方も多いと思いますが、体外授精以上の治療をする場合には、職場に迷惑をかけてしまうことも多いので必ず誰かには話しておいた方がよいでしょう。

同僚に話しておけば仕事を代わってくれたりしますし、上司に話しておけば休みを快くくれる場合も多いと思います。

採卵をする日や受精卵を子宮に戻す日は変えられないし、待ったなしです。

日をずらしてしまうと治療がパーになってしまうこともあるので、職場の理解と協力は得ておいた方がよいでしょう。

夫の協力は1日だけでOK

不妊治療で夫が必要な時は、ずばり射精してもらうときです。

人工授精であれば自宅で射精してもらって、できるだけ早く病院に持っていけばよいという病院も多いです。

しかし、体外授精以上の治療では病院にある採精室などで射精してもらい、すぐに卵子とかけ合わせるのが通常です。

そのため、妻が採卵する日は夫も仕事を休まなければなりません。

もちろん射精後は仕事へ行ってもよいわけですが、ほとんどの夫は妻の採卵に付き合う方が多いように思います。

それは、妻が全身麻酔をして採卵に臨むので、終わった後車の運転ができないことも理由になっています。

そのため、夫も採卵の日だけは仕事を休めるようにしておいたほうがよいです。

採卵の日は、本当に直前にならないと決まらない場合が多いです。

だいたい採卵日の目安となるのは、妻の生理が始まって10日目から13日目あたりなので、その時期はいつでも休めるように準備をしておく必要があります。

子どもが欲しい気持ちは、夫も妻も一緒だと思います。

お互い協力して治療に臨めたらいいですね。

不妊治療中に歯医者に行ってもいいですか?

よく、「歯医者は妊娠する前に行っておけ」と言われますが、不妊治療中はどうなのでしょうか?
妊娠しているわけではないですし、でも妊娠している可能性もあるしと悩む方もいると思います。

ここでは、不妊治療に歯科で行う治療は影響するのか、ということについてお話したいと思います。

全然気にする必要なし!

不妊治療中だからといって、特に歯科の治療をする上で気にすることは何もありません

妊娠中の場合は、レントゲンが撮れなかったり、体が過敏になっているので麻酔や薬を出すのにも気を使いますが、不妊治療中の場合は特に関係ありません。

ただし、排卵誘発剤などを飲んでいて副作用が出やすい方は、少し注意したほうがよいかもしれません。

排卵誘発剤は、人によっては吐き気をもよおす方もいるので、そのときだけは歯の治療をやめておいたほうがよいでしょう

副作用があまり出ない方であれば、特に気にする必要はありません。

妊娠しているかもしれないときはどうしたらいいですか?

ちょうど妊娠しているかどうかわかる頃であれば、歯科で書く問診票に妊娠の可能性がある旨を書きましょう。

また、直接先生や事務の方に言ってもかまわないと思います。

妊娠しているかどうかは、医療の現場においてはとても重要な患者さんの情報になります。

もし、妊娠しているのにもかかわらずレントゲンを撮ってしまって、生まれた赤ちゃんに障害があった場合に病院側とトラブルになることも少なくありません。

そうならないためにも、妊娠している可能性が少しでもあるなら、はっきりと伝えたほうがお互いのためになります。

通常、歯医者で撮る程度のレントゲンは放射線の量が少ないので、妊娠超初期の場合は影響はないと言われています。

でも、後で少しでも後悔するくらいであればレントゲンは撮らない方がよいでしょう。

歯が痛いと、食欲も出てきませんし体に良くありません。

不妊治療中であっても、安心して歯医者に行ってほしいと思います。

不妊治療でできた子どもは発達障害になりやすいですか?

年々、不妊治療をする女性は増えていて今や10組に1組は不妊症であると言われています。

日本は、不妊治療先進国で、毎年多くの赤ちゃんが体外授精や顕微授精などの高度な生殖技術によって生まれています。

しかしその一方で、こんな噂もささやかれています。
「不妊治療で生まれた子どもは発達障害になりやすい」

果たしてそれは本当なのでしょうか?

子どもが発達障害になる確率は変わらない!

自然妊娠で生まれた子どもでも、不妊治療をして生まれた子どもでも、発達障害になる確率は変わりません

人間の体はよくできていて、もし染色体に異常のある受精卵が着床した場合、たいていは流産するといわれていて、難しい言葉でいうと「自然淘汰」といいます。

自然淘汰されなかった場合、ダウン症などの障害や自閉症などの発達障害をもつ子どもが生まれるといわれています。

ただし、切迫流産などで流産しかけた赤ちゃんを人の手で救った場合、障害をもって生まれる確率は普通と変わりません

自然淘汰されるかは、着床するかしないかのときにわかる場合がほとんどで、着床して何週も経った赤ちゃんではあまり考えられません。

まだまだ研究段階ではある

体外授精や顕微授精は、人の手で卵子や精子を選んで受精させる技術なので、命を選んでいることにはなります。

そのため、自然では本来できなかった受精卵が着床する場合もあるのです。

世界で初めて体外授精に成功してから、まだ数十年しか経っていません。

不妊治療には、まだまだ未知の部分が多いのが現状です。

ただし、不妊治療は35歳以上の方が行っている場合が多く、高齢であることが原因で、染色体異常のある発達障害児が生まれている可能性はあると思います。

そのことが、そういう噂が流れる原因になっているのかもしれません。

しかし、不妊治療でそのような偏見をするべきではありません。

もちろん誰もが健常な子どもが欲しいという願いはあると思いますが、「不妊治療でできた子どもだから」という目で、決して子どもを見てほしくはないと思います。